真冬の西穂丸山登山①(西穂山荘へ)

 1月4日~5日 雪の北アルプス 西穂丸山に登る。年末からの荒天で西穂高岳で3人が遭難、この日の朝も西穂山荘あたりでは吹雪いているという情報もあって大阪を出発する時点ではトンボ返りになる心配もあったが新穂高ロープウェイ乗り場に着く頃には青空が覗く上天気になっていた。

                   ロープウェイからの見事な雪景色に心が昂ぶってくる
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 ロープウェイを下りて、標高2156mの千石園地の雪の壁の間を通り抜けたところでアイゼンを装着して出発する。(千石園地は西穂高で遭難した3人の救出に向かう山岳救助隊をテレビニュースで映し出していた場所) 最初はこれでもかというぐらいに雪が積もった木々のモンスターの間を緩やかなアップダウンを繰り返して登って行く。

                         千石園地の雪の壁の間を進む
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                        木々のモンスターの間を登って行く
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 西穂山荘までは、ずっと木々の間を進むため眺望がなくつまらない限りの道だが冬の雪道は何かが違う。普段は何の変哲もない木々の森もいろんな表情をみせている。普段ほとんど雪とは無縁の生活をしている人間にとってサクサクと雪道に爪をくい込ませるアイゼンの感触すら心地良い。そんななか木々の切れた何カ所かで垣間見ることができる西穂高岳に気持ちが踊る。

                       木々の途切れた箇所で穂高岳を垣間見る
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                        槍ヶ岳もその穂先を覗かせています
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 ロープウェイの西穂高口から西穂山荘まで約2Kmの道のりで標高差はわずか229m。その標高差のほとんどを山荘手前の急登が占める。つま先で蹴りとともに気合いを入れて一歩一歩を刻む。右手の樹間越しに焼岳と乗鞍岳が顔を出したら西穂山荘はすぐそこだ。天候に恵まれ登山道の状態も良好だったため夏山とさほどかわらない1時間30分程度で山荘に到着する。

                           終盤に急登が待っている
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                            西穂山荘が見えてきた
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 西穂山荘は、標高2385mの森林限界の地点にあって北アルプスで唯一の通年営業している山小屋。雪山経験がさほどなくともここを起点に天候が良ければ西穂独票あたりまでの厳寒期の北アルプスを楽しむことができる。山荘前のどでかい雪ダルマの歓迎に心が和む。またキャンプ場では何組かのいろとりどりのテントが張られている。経験のない者にとってマイナス20度の世界のテント泊などちょっと想像することができない。

                           大きな雪ダルマのお出迎え
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                              キャンプ場のテント
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                       山荘の玄関はかまくら状態になっていた
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 山荘前からの眺望はあまり良くないが山荘の裏手からは木越に真っ白な乗鞍岳と遠く加賀の白山まで遠望することができ、真冬の北アルプスに居ることを実感する。

                               純白の乗鞍岳
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                               アップ画像で
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                           加賀の白山まで遠望できた
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 17時からの夕食をすませて談話室で山岳雑誌を見ていると誰かの「外は満天の星空」との声が聞こえてきたので外へ出てみる。秋に涸沢で見たのと同様の素晴らしい星空が広がっていた。しかし、マイナス20度の外気のもとでは寒くて寒くてゆっくりと楽しむこともできずにほんの2~3分で山荘の中へ飛び込む。明日は6時からの朝食、6時40分の出発のため20時には布団に潜り込む。寒さ対策として、足にカイロを貼りダウンを着込んで寝ようとしたが暑くて夜中に脱ぎ捨てる。(山荘の中は特別の防寒対策を必要とするほどではなかった)  明日は山荘前でご来光を拝んでから西穂丸山まで登り真冬の北アルプスを体験・眺望する予定だ。

                    明日はこの山の向こうの西穂丸山まで行きます
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        「やまの足跡」ホームページ   http://www7b.biglobe.ne.jp/~yamanoasiato/index.html

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この記事へのコメント

雅浩
2013年02月16日 15:48
癒されますね

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