七種槍(紅葉の岩稜歩き)

 11月23日 兵庫県福崎町の七種槍を登る。前日まで毎年11月23日に開催される福崎自然歩道を歩こう会に参加して七種周辺を歩くつもりでいたが、前日の天気予報が絶好の行楽日和とのことだったので紅葉に彩られた七種槍の岩尾根を歩きたくなり急遽変更する。

                夕焼けの七種の山々:播但道市川SAより  (クリック 拡大)
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                           七種槍(左)と七種山(右)
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 8時に福崎町野外活動センターの駐車場に到着。田口奥池には朝靄が立ち込めた冷たい湖面に紅葉した逆さ山が映し出された幻想的な光景があった。また七種槍へ続く山並みが朝の日射しを受けて眩しいくらいに耀いて見事だった。奥池越しに見上げる七種の山々の風景は、春夏秋冬それぞれの美しさがあって何時来ても素晴らしいものがある。前々からここの風景をなぜもっと観光的に活用しないのかなと思っていたが、今日は特別に強くそう思う。

                          池の水面に映る山の逆さ紅葉
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                         朝日を浴びて眩しく耀く七種の山々
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 野外活動センターと奥池の間から七種川を渡って登山口へ向かう。登山口からいきなりの急坂を30分程登ると七種槍・七種山へ続く稜線に出る。稜線へ出る手前あたりから野外活動センターの方を振り返ると向かいのソービロ山と七種薬師が眼前に聳え立つ。

                              いきなりの急登
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                         向かいのソービロ山と七種薬師
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                           七種槍へ続く稜線に出る
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 これから七種槍の山頂まで1時間30分にわたって稜線歩きのはじまりです。前方に七種薬師から七種山に続く山並みを右手には市川町の町並みを見下ろしながら、そして振り返れば右下にキラキラと耀く田口奥池が、左には市川町の町並みの向こうに笠形の山々を一望することができる。

                   ソービロ山と七種薬師を左手に眺めて (クリック 拡大)
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                         紅葉に彩られた山々を楽しみながら
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                            奥池の水面が耀いています
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 この近辺では稜線歩きを楽しめる低山として姫路市の高御位山(たかみくらやま)が人気があるが七種槍はそれを上回る楽しさがある。岩場の変化のある稜線歩きが続き、スリルが味わえる箇所も何箇所かあって本当に面白く飽きない登山を楽しむことができる。先週登った明神山が初級者向きとすれば七種槍は中級者向きで雪彦山のクサリ場は上級者向きといったところかも・・・・  この三山は山歩きの練習、ステップアップに格好の場所だと思われる。

                     七種山を向こうに見てこの岩壁の淵を登って行く
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                        奥の山からずっと稜線を辿ってきました
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                     このような岩山を何箇所か乗り越えて行きます
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                    岩山を乗り越えた先に紅葉に彩られた山がお出迎え
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 七種槍は稜線上の幾つかのピークの先にあるのでその姿をなかなか見ることはできない。そのかわり七種山が左前方にだんだん大きく見えるようになってくる。七種山もだいぶん色づいて素晴らしい。野外活動センターを起点に七種薬師~七種山~七種槍~野外活動センターへと一周するコースもあるが8時間程度の時間を要するらしい。いつかはそれにも挑戦してみたいとも思う。

                             七種山が近くなってくる
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          振り返れば市川町の町並みの向こうに笠形山がくっきりと見える (クリック 拡大)
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                   この崖っぷちを辿って紅葉した山のピークを越えます
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                          細心の注意を払って登ります
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 七種山は、播磨風土記に「奈具佐山」として記載されていたり、平安時代のはじめに弘法大師が護摩の秘法を修練したと伝えられていたりしてその歴史は古い。また七種薬師もその山頂に古い石の祠が祀ってあり古くから信仰の山であったことが伺える。残念ながら七種槍にはそうした歴史的な言い伝えもなく山頂に信仰的な何かがあるわけでもない。七種槍の山頂は577mで眺望は木立の間から笠形方面が垣間見える程度しかない。ただ、山頂への最後の登りの手前あたりから七種薬師の向こうに先週に登った明神山が顔を覗かせているのが印象的だった。

                           存在感のある七種山の山容
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                          七種薬師の向こうに明神山が
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                               七種槍の山頂
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                           山頂からの眺望は期待できない
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 下山は、七種山の方へ進み途中の分岐を小滝林道へ下りることにする。山頂からしばらくは登山道脇の木や枝につかまりながらの激下りで足を滑らせないように注意を要する。さて、小滝林道へ下る分岐のところに崩落により「小滝林道への下山禁止」の張り紙が・・・・  用事あって昼には家へ帰着する必要があり、七種山へ行くにしろ来た道を引き返すにしろ時間がかかりすぎる。何とかなるだろうと小滝林道へ下る。結局、登山道に異常はなく、林道の何箇所かで土砂崩れや崩落がおこっていて特に問題はなかった。ただ雨の日や雨の降った後などはいつ崩落がおこるかわからないという感じではあった。

                            山頂直下の檄下り
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                          七種山と小滝林道との分岐
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                            小滝林道に出る
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                         林道には崩落の後が何箇所も
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 この日は福崎町自然歩道を歩こう会が開催されていて、健脚コースの七種滝へ向かう人々とちょうどすれ違うことになってしまった。「こんにちは」の挨拶だけならまだしも歩こう会の参加者に勘違いされてしまって「早いですね」の言葉には返事に困った。最初のうちは「いや歩こう会の参加者ではなくて・・・」と断っていたが、そのうち面倒くさくなって「ええー」といってごまかして済ました。おかげで七種の里山の紅葉風景を余韻を持って楽しみ今日のやま歩きを終えるということにはならなかった。

                                山を下りて
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                             紅葉の林道を進み
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                               麓の紅葉風景
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 七種の山並みが一番美しく見える場所というとやはり市川町の播但道の市川SAではないだろうか。その日の夕方に車を走らせて市川SAに行く。七種の山並みの向こうに沈む夕陽・夕焼けを見るために。期待していた真っ赤に燃えるような夕焼けはなかったが薄紅色の空に黒い山並みのシルエットが何とも言えぬ哀愁を帯びた光景だった。

                       七種山系の夕焼け(播但道:市川SAより)
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        「やまの足跡」ホームページ  http://www7b.biglobe.ne.jp/~yamanoasiato/index.html    

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この記事へのコメント

gaharn@docomo.ne.jp
2013年12月03日 04:13
初投稿です!((@^ェ^@))やまやまさんのブログって人をひきつけますよね。いつもは見てるだけなんですけど、つい投稿してしまいました(○゚ε^○)お恥ずかしながら実はゆいもブログやってるので良かったら見てください((@^ェ^@))ちなみに…お友達になれたら嬉しいです((@^ェ^@))色々お話したいのでもし良かったらお返事くださいです♪待ってますね((@^ェ^@))

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