三平山へご来光登山

 一昨日は8月11日に山の日が制定されてはじめての祝日。せっかくの山の日だから何処かへ日帰り登山でもと考えをめぐらすがとにかく暑い。1000m前後の山を日中に登るには勇気を要するような暑さが続いている。13日がちょうど暇なので蒜山の対面の三平山に登って日の出を拝むことにした。真夜中の2時に自宅を出発、4時前に三平山の登山口に到着した。

                            三平山からのご来光
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                            神々しい輝きを放ち
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 3時45分に真っ暗闇の登山口に到着。空には満点の星が輝き流れ星が斜めに横切る。日の出時間は5時18分頃で、山頂までの所要時間は小1時間なのでしばらく車の中で休憩する。さすがに車のランプをすべて消し去ると漆黒の闇の中に一人置き去りにされたようで不気味なのでスモールランプをつけたままにする。
 4時15分に車を降り登山口へ向かう。灯りはヘッドランプと手に小さなLEDランプを持つ。下の画像、すこしぼやけていますがまだまだ真夜中といった暗さです。さて、ここで想定外のビックリポンなことが・・・・  登山口に「7月22日 三平山登山道で熊の目撃情報あり」の真新しい看板が目に飛び込んできた。熊は早朝に行動的だと聞いているし、正直、ビビッタ。しかし、ここで登山を取り止めるという選択肢は不思議とでてこなかった。熊よけの鈴と携帯ラジオをガンガン鳴らしながら登りはじめる。

                          登山口はまだ真っ暗で不気味です
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                             下山時の登山口の様子
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                 真っ暗ななかこの看板にちょっとたじろぐ(下山時に撮影)
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 三平山へは、これまで2回登ったことがあるので登山道の様子はイメージとしてあるので真っ暗であっても不安はない。ただ、場所によっては電波の加減でラジオが鳴らなかったり、闇の中で耳にするちょっとした物音にビクッとしたりしてゆっくりとした足取りで登って行く。登りはじめて20分ちょっと経過したところで蒜山方面の展望が開けた場所にでる。東の空は青みを帯び、山の稜線上は赤みを増してきていた。山頂でご来光を拝むにはちょっとテンポをあげなければ・・・・

                      東の空が青白く稜線が赤みを帯びてなってきた
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 登りはじめて30分ほどして中間点の土塁跡に出る。土塁とは、明治時代にできた陸軍の軍馬育成場を取り囲んだもので総延長は46Kmにもおよぶというものの跡らしい。ここらあたりからまわりは草原となり、大山・蒜山の一大展望が開けてくる。空も青みがとれて明るくなり稜線上の赤い光の帯も薄いピンク色へと変化し日の出のときを迎えようとしている。

                           土塁跡あたりからの大山と蒜山
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                           パノラマ画像で (クリック 拡大)
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 5時10分頃に標高1010mの三平山頂に到着した。山頂からは360度の大展望が広がっている。左から時計回りに大山・烏ヶ山~皆ヶ山~蒜山三座と雄大な山並みが連なっている。山頂の反対側には、蒜山高原を挟んで朝鍋鷲ヶ山~金谷ヶ山~毛無山へと里山的な山の趣を持つ山容が展開していてこれも素晴らしい眺めだった。

                             標高1010mの山頂に到着
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                             山頂から蒜山方向を見る
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                       反対側の朝鍋鷲ヶ山~金谷ヶ山~毛無山方向
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 日の出は、蒜山三座の右手から上がってくる。残念ながら上蒜山の左半分の山容が見えているだけで中蒜山・下蒜山の姿は雲の中で見えない。蒜山の右上の空に赤みを帯びた部分が大きくなってくる。日の出時刻を過ぎること10分ほどで上蒜山右の雲の合間に小さな赤い点が表れる。小さな赤い点は、秒単位で大きく丸みをまして赤々とした輝きを放つようになる。そして、その周囲の青白かった空を黄金色に染めあげ神々しさに満ち溢れたものにする。久々に満足のいくご来光を拝むことができた。

                           蒜山の東の空に太陽が顔を出す
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                            東の空を黄金色に染めていく
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 山頂からは大山~蒜山の山々が横一線で並びパノラマで眺めることができる。
右端の蒜山上空は黄金色だが右端の大山上空はまだ青みがかっていて対照的だ。その大山も日が昇るにつれて暗い平面だった南壁に光が差して徐々に山の襞の凹凸が見えてくる。山が見ているものにパワーを放ち朝の息吹を感じさせる朝焼けの時を迎える。この瞬間があるから少々無理をしてでもご来光登山を止められないのかも知れない

                             大山の空はまだ青白い
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                             三平山からの日の出ショー
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                           パノラマ画像で (クリック 拡大)
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                            山頂の祠も朝焼けに包まれる
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                           日の出ショーはまだまだ続きます
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                          パノラマ画像で (クリック 拡大)
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 「なぜ山へ登るの」という問いに対する答えは人それぞれで自分でもあまり考えたこともない。私の場合、山登りをはじめて20年近くになるが、最初は健康志向からはじめ、山の上からの景色に感動して眺望を求めてカメラとブログにはまり、今は山から見る日の出と夕焼けに取りつかれようとしているのかも知れない。日本の登山はそもそもが信仰登山に由来しており、ご来光登山というのは日本式登山本来の形なのかも・・・・・

                           山頂も朝の眩しさに包まれる
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                         日は登り大山上空も青く晴れ渡る
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                          パノラマ画像で (クリック 拡大)
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                          大山を真正面に見て下山します
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                            蒜山は相変わらず雲の中
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                      朝日に輝く緑の草原の中を気持ちよく下山します
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                           登山口の駐車場に着きました
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                            蒜山高原から三平山を遠望
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                                   蒜山三座
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                              ひまわり畑越しの三平山
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        「やまの足跡」ホームページ    http://www7b.biglobe.ne.jp/~yamanoasiato/index.html

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